母乳育児を続けるママは、毎日、多くのエネルギーを
授乳として赤ちゃんに与え続けています。
たとえ、赤ちゃんができる前よりも多くの食事を摂るように
なったとしても、体重が増えるどころか、逆に減ってしまうこと
多々あります。
でも、あまり気にする必要はありません。
確かに激痩せしたり、体重が減ると同時に病気になる、
体調を崩すような事があれば一大事ですが、
そうでなければ、あまり気にすることはないでしょう。
考えすぎて、ブルーになりストレスになるようなことは
逆にやめた方がいいですよ。
出産直後は、体外に出てきた赤ちゃんや不要になった胎盤・羊水の
重さの分だけガクッと減ることでしょう。
ここでの体重減少は約3~5kgです。
そして、授乳を続けていくうちに、痩せるママは
少しづつさらに体重減少が起こるかもしれません。
万が一、
体重が減って、体調が悪くなった時の症状で、
無気力・疲れやすい・常に寒い気がする・皮膚乾燥
・脱毛・浮腫・声がれ・便秘などの症状があらわれたら、
甲状腺ホルモンが不足を疑ってもいいかもしれません。
この時は、
なるべく早く医者に診てもらいましょう。
疑わしきは、甲状腺の機能異常です。
あまり聞き慣れない病名かもしれませんが、
頻度が高いのは橋本病といいます。
橋本病とは、本来、自分の身体を守るためにはたらく免疫系に
異常が生じてしまい、自分次便に対して免疫反応を起こして
しまった慢性の甲状腺炎です。
全女性の約10%に見られますが、検査しないとわからないため、
見過ごされたまま妊娠・出産を迎えることも少なくありません。
自分に心当たりがあるママや、不安なママは、検査のために
一度早めに医者に診てもらいましょう。
病気でなかったにせよ、体重が減ったからといって、
単純に高カロリーの食事を摂って、体重を増やそうとしてはいけません。
脂っこい食事は、確かに高カロリーですが、
血液をドロドロにしたり、母乳の味もドロドロにして
不味くしてしまいます。
白米は、母乳の出を良くするので、なるべく多く取れば
体重増加に貢献でき、母乳の質を高めるのによいでしょう。
同じ食事でも、洋食より和食を摂りましょう。
豆類や根菜類は、体を健康にすると同時に、母乳の出を良くします。
このようなヘルシーな食事を少しでも多く食べることによって
体重増加を、健康的に目指しましょう。