なるべくなら、
授乳中は母乳マッサージをした方がよいと思われます。
そのためには、授乳後の胸のケアが大事です。
授乳後は、冷えピタなどでおっぱいを冷やして
ほてりをとりましょう。
また糖分の多い甘いお菓子を控えましょう。
それでもまだ、授乳後のしこりがとれず痛みがあるなら、
搾乳を繰り返し母乳を残らず出し切ってしまいます。
これらに気をつけた上で、
母乳マッサージをするとよいのです。
・ バスト全体のマッサージバストを両手で、わきの下から持ち上げるよう
にして数回マッサージします。
片手でバストを支え、もう片方の手で、
バストを上から下へ、さらに、わきから乳首に
向けて数回さすります。
最後に両方のバストを下から支えながら、
軽く揺さぶります。
優しくするのがコツですが、これをしばらく繰り返します。
・ 乳首へのマッサージバストの乳輪の部分を、親指と人さし指で、
つまみます。
乳首の根元に指で圧力を加え、バストに押しつけるように、
力を強めたり弱めたりし、これを繰り返します。
乳首はかなりデリケートな部分なので、
間違っても傷つけないよう、丁寧に優しくマッサージしましょう。
では、早速この動画をご覧頂き、母乳マッサージを体感してみましょう。
胸の張りについて、2種類あります。
ひとつは、張り乳で、
とても硬くカチカチになり、吸われると軟らかくなるような
おっぱいの張りです。
もうひとつは差し乳と呼ぶものです。
赤ちゃんに吸われ出すとどんどん出てくるという感じの
おっぱいです。
また副乳の冷やしすぎに注意しましょう。
脇の部分におっぱいへ行く大きな血管があります。
これを冷やしすぎると乳汁の分泌を抑制してしまうことがあるので
要注意です。
マッサージにはそれぞれ目的に応じて手技が異なるので
これも注意が必要です。
乳頭、乳輪マッサージは乳首全体が張って硬い時、
つまり先程説明した張り乳の治し方になります。
赤ちゃんに飲ませやすくする目的で行います。
このマッサージをしてから授乳すると赤ちゃんが
よく飲んでくれおっぱいの張りが解消されやすいです。
もうひとつの差し乳の解決法は、
基底部マッサージとなります。
このマッサージは、
乳汁の分泌を促すもので
母乳の出をもっと良くしたい時などに行います。
授乳前に行うことでおっぱいの出をよくし、
張りの解消につながります。
授乳直前にこのマッサージをすぎると
乳汁分泌過多になるかもしれないので、
やり過ぎだけには注意して、優しくマッサージしましょう。
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